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2012年2月18日 親子ものづくり見学&体験ツアー [静岡市 沼津市] DIGEST 親子ものづくり見学&体験ツアー第2弾!
静岡市葵区で、“元祖茶飴”で有名な有限会社 望月茶飴本舗さん訪問です。職人さんの見事な手さばきにお父さん、お母さんもビックリ!その後、沼津市大岡にある株式会社 平成建設さんの本社ショールーム見学とミニ家具づくりです。おいしい茶飴と素敵なショールーム見学。ミニ家具作りでみんな満足そうな笑顔が印象的でした。
「ものづくり見学&体験ツアー」とは
親子を対象に、静岡県内の「ものづくり」に深く携わる企業の工場見学&WAZA体験バスツアーです。魅力ある「工場(現場)見学」や「ものづくり体験」を通じて、未来を担う子供たちに、ものづくりへの楽しさや技能の素晴しさについて一層の理解と関心をもってもらうことを目的としています。今回のツアーでは、茶どころ静岡で職人の技と味を守り続ける静岡銘菓「元祖茶飴」の(有)望月茶飴本舗「工場見学」と建築職人集団を社内で育て、日本の建築技術の継承を目指す株式会社 平成建設「本社ショールーム見学&木工体験(ミニ家具づくり)」を行いました。普段なかなか見ることのできない、地元企業の「わざ」をたくさん発見しながら、楽しく学べる体験ツアーです!
「茶」の字に込められた職人技!
沼津駅と静岡駅で参加者を乗せたバスは、静岡市葵区羽鳥の有限会社 望月茶飴本舗に到着しました。こちら羽鳥工場では「茶飴」の製造工程の見学です。

望月茶飴本舗の「元祖 茶飴」は飴の中から「茶」の字がのぞいています。抹茶とグラニュー糖、水飴以外は何も使わない無添加食品です。
直火釜で熱せられたグラニュー糖と水飴に、やぶきた茶の粉末を混ぜて練り上げます。近くで見学しているとかなりの熱が伝わってきます。この練り上げの工程は人力です。職人さんが鉄の棒で丁寧に練り上げお茶の緑色に染まります。この一部を取り出して機械で練り上げ空気を含ませることによって白色にします。これが「茶」の字になります。緑色が徐々に白色になる工程に子ども達だけではなく大人もひかれていました。
緑色の飴と白色の飴を型にはめ込みながら「茶」の字を組み立てます。徐々に茶の字が出来上がる様子を食い入るように見つめています。ぐずぐずしていると飴が固まってしまうため時間との勝負です。職人さんも熱さに耐えながら手早くくみ上げます。茶の字が出来上がると仕上げに周りを緑色の飴でくるんで大きな茶の字飴が完成です。あまりの大きさにどよめきが起こるほどでした。ここからは機械の仕事です。大きな茶の字のかたまりを回転させながら徐々に延ばしていきます。ローラーに伸ばされ見慣れた大きさになりつつあります。高速カッターで一粒大に切られた茶飴を職人が皆に配ります。手渡された飴はまだ温かく、とても柔らかいその感触に子どもはもちろん、大人たちも驚きの表情をみせていました。皆がおいしそうに飴をほおばる姿に職人さんも大満足。みんな笑顔でした。

有限会社 望月茶飴本舗の皆様ご協力ありがとうございました。
将来の夢は・・・大工さん志望が急増?
沼津ICの近くでバイキングの昼食を済ませた一行は沼津市大岡にある株式会社 平成建設へ向かいました。広い道路に面した本社は、沼津からの参加者にとっては見覚えがある、人目を引く建物です。本社に招き入れられた一行は、大人と子供に別れて見学です。子ども達は初めて目にするものに興味津津です。まず案内されたのはバスルーム。こちらは従業員が自由に使える施設ですが、さすが大工集団の作品です。旅館の大浴場と大差はありません。

「うちの社員になればいつでも入れるよ」の一声に歓声が湧きおこります。トレーニングルームでは見慣れぬ器具におおはしゃぎ。先を争って楽しんでいます。続いては本社内の見学です。営業部、設計部など社員以外は見られない場所を案内していただきました。これは内緒ですが、社長の椅子にも座らせていただきました。子ども達にはショールーム見学は遊園地気分です。また、大人達の見学では、素敵なキッチンや趣味のお部屋、贅沢な調度品に目を輝かせて、なんだかとっても幸せそう。将来、子ども達が平成建設のかっこいい大工となって夢のマイホームを建ててくれたら・・・。なんて、想像したりしていたかもしれませんね。親子で夢がひろがります。
ミニ家具づくりは「てんとうむしのスツール(背もたれやひじ掛けのないイス)」です。あらかじめ大工さんが加工してくれた部材を組み立てます。親子で協力して一脚を作り上げます。組立の手順を大工さんが丁寧に説明してくれました。初めて手にする電動工具の扱いに、みな苦労している様子。でも、大工さんのちょっとしたアドバイスで子ども達はすぐさま器用に工具を使いこなしていました。そんなわが子の姿にお父さん、お母さんも感心ひとしきり。ところが、「のこぎり」の扱いはどうにもうまくいかない様子です。大人達はさりげなくお手本を披露しながら子ども達をサポート。上手に「のこぎり」を使いこなす大人達を真剣な眼差しでみつめる子ども達がとても印象的でした。子ども達は、お父さん、お母さんと苦労しながらも、力を合わせ一緒に作りあげた作品の出来栄えにとっても満足そう。笑顔がこぼれます。完成すると、いろいろな場所で座り心地を確かめていました。

最初は、工具を扱う手もおぼつかない子ども達が職人さん指導のもと、みるみる上達して、職人の顔つきになっていく姿は頼もしくも感じました。これを機会に、参加者の子ども達が「ものづくり」の楽しさに気づいてもらえたら何よりです。

株式会社 平成建設の皆様ご協力ありがとうございました。
インタビュー [INTERVIEW]
Question   茶飴工場見学はどうでしたか? Answer ・バスの中でもらった飴が最初はあんなに大きなものとは思わなかった。
・お茶色の飴が白くなるのがおもしろかった。
・職人さんが茶の字を作るのを間近に見れて、とても楽しかった。
・作り始めの飴がとても熱いのにびっくりした。
・テレビで飴の作り方を見たことがあったけど、実際は、すごく大きいものからだんだん小さくしていくのがわかって、驚いた。
Question   ミニ家具づくりはどうでしたか? Answer ・電動工具が重くて使うのが大変だった。
・のこぎりを初めて使ったけどうまくできた。
・完成したスツールの足がガタガタしてたけど、大工さんにすぐに直してもらえてうれしかった。
・大工さんがいろいろな工具をかっこよく使いこなしていたので、自分もあんな風に使いこなしてみたい!と思った。優しく教えてくれてありがとうございました。
・女の大工さんがいてびっくりした。
・最初は大変だったけど、工具を使って作るのがとってもおもしろかったからまた、他のモノも作ってみたい。
Question   今回の「ものづくり見学&体験ツアー」で印象的なところと感想をお願いします。 Answer ・茶飴の製造工程を生で見られてとても感動しました。熱い飴を自在に操る職人さんの手早さに見とれてしまいました。昔は手作業で行っていたことを考えるとあの小さな飴を作ることがとても大変な仕事なんだと感じました。

・平成建設さんのショールームには夢が詰まっていました。平成建設の存在は前からよく知っていましたが、こんなにも素晴らしいショールームを開放していただいて感謝しています。こんな会社に子供を就職させたいです。
親子ものづくり見学&体験ツアー
2月18日に開催された「親子ものづくり見学&体験ツアー」の様子です。
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