静岡県内で、ものづくりに携わる職人・技能者や関連イベントをご紹介
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2011年12月17日 第49回 技能五輪全国大会(12/17-18) [ツインメッセ静岡] DIGEST 17日〜18日の競技種目
≪ツインメッセ会場≫・メカトロニクス・機械製図・木型・配管・電子機器組立て・電工・左官・家具・建具・建築大工・貴金属装飾・美容・理容・洋裁・和裁・ITネットワークシステム管理・情報ネットワーク・ウェブデザイン
≪ポリテクセンター静岡≫・曲げ板金・冷凍空調技術・タイル張り
≪清水会場≫・抜き型・工場電気設備・機械組立て・とび
≪東静岡会場≫・造園
第49回 技能五輪全国大会
青年技能者の技能レベルの日本一を競う技能競技大会で、その目的は、次代を担う青年技能者に努力目標を与えるとともに、大会開催地域の若年者に優れた技能を身近にふれる機会を提供するなど、技能の重要性、必要性をアピールし、技能尊重機運の醸成を図ることにおかれています。

現在、全国大会は、原則として毎年11月に開催され、国際大会が開催される前の年の大会は、国際大会への派遣選手選考会をかねています。

全国大会の出場選手は、各都道府県職業能力開発協会などを通じて選抜された者(原則23才以下)としています。
冷凍空調技術 / 曲げ板金 /タイル張り /造園
 --冷凍空調技術  ポリテクセンター静岡 選手数19名  
近年、温暖化防止の為に、温室効果ガスの削減や省電力の一層の推進など環境問題への速やかな対応が迫られる中、高効率のエアコンや給湯器など冷凍空調技術の果たす役割りは極めて重要なものとなってきています。選手は、
電動ドリル、糸ノコ、モンキー、ガスバーナーなどを使用し、厳しい寸法精度をクリアしつつも接合部の美しさ、ガス漏れを起こさない高い気密性の保持など、ハイレベルな技術を要求されていました。選手の動きは素早いながらも、一つ一つの作業が細かく力の加減も難しい様子でした。

--曲げ板金  ポリテクセンター静岡 選手数5名
板金は、古くから人類が慣れ親しんでいる金属の加工法の一つであり、現在でも航空機、自動車、鉄道車両、家電製品、玩具、装飾品など私たちの生活に役立っています。競技内容は工業製品の製作に必要とされる広範囲な内容が含まれており、幅広い知識と高い技能・技術が要求されます。採点では正確さが求められ、どの選手も集中し一つ一つ丁寧に慎重に行う姿が伺えました。
 --タイル張り  ポリテクセンター静岡 選手数5名 
タイルは、建物の美観や耐久性に優れた建材として、外装材や床材、内装材として普及しています。現在は抗菌・防汚・調湿・透水などの新機能や、環境保全に貢献するリサイクル原料の採用など、新発想の製品も次々に誕生し、私たちの生活に役立っています。競技課題は開催地静岡県に合わせて、文字とデザインされた富士山です。決めれた寸法にタイルをカットしていく選手たちの素早さと正確さに練習の成果が垣間見えました。

--造園 東静岡駅再開発地 選手数32名 
造園は見る人の心が和むことも大事ですが、自然に近い景観になるよう工夫を凝らすことも大事です。樹木や石に関する深い知識、デザインセンス、施行技術が求められる選手たちは、石の配置では何度も確認したり、石を割ったり、砂をのせて高さのバランスをとっていました。色彩感覚やバランス感覚などは選手の個性がよく出ていました。近年、自然の大切さを求め、緑の空間を増やし住み易い環境作りが注目されています。温暖化防止にも貢献するなど、これから注目されていく職業だといえます。また、女性の選手も多くみられました。
抜き型 / とび  / 工場電気設備 / 機械組み立て
 --抜き型 清水マリンビル 選手数24名 
製造業では高精度で複雑な機械部品を製造するために、金属の薄板を打ち抜く工程があります。「抜き型」は、この薄板を打ち抜くためのプレス金型の一種です。精度の高いプレス製品を作るには、この抜き型の性能が大切です。高精度の「抜き型」には人の手による仕上げや調整作業が欠かせません。日本の誇る技が集約されています。
先頃取材させていただいた、静岡県代表の市川選手は観客からよく見られる場所での競技でしたが、高い集中力で周りを気にすることなく、手早く競技課題をこなしていました。

--とび 清水マリンパーク 選手数17名
建築現場では必要な足場を設置します。とび職は単に高所作業を行うだけでなく、設置場所の状態や作業性、足場解体時の効率など、その場に応じて的確に判断して組み立てることが求められています。今回の競技課題は「登り桟橋高床式小屋組」です。現場の仕事では、何よりも大切なのはチームワークだそうです。選手たちは、道具が落下しないよう工具と身体をワイヤーで結ぶなど細かいところまで気を配っていました。
 --工場電気設備 清水マリンビル 選手数10名 
工場には、工作機械やロボット装置など、さまざまな機械が稼動しています。それらの多くは電気で動き、機械の数に比例して配線され、制御装置が設置されています。「工場電気設備」技能者は、こうした生産システムの構築に欠かすことのできない配電盤・制御盤、PLC(プログラマブルコントローラ)に関する専門の知識と技能をもち、これらの構築のための配線やプログラム作成などの仕事で活躍しています。競技は、生産システムの構築に必要な3分野の課題です。①配電盤・制御盤を組み立てる。②PLCの作成。③電気設備異常診断。完成品の美観や配線の出来、要求プログラムの作成能力、的確な異常診断能力など高度な技能と豊富な知識、判断力が試されます。

--機械組み立て 清水マリンターミナル 選手数22名 
"ものづくり"は人の技能が原点であり、それが失われつつある現在、この機械組立て職種は、ものづくりの基本要素を数多く含んだ競技です。図面から設計者の意図を読み取り、個々の部品寸法の狙いを定め、ミクロン単位の超高精度加工もすべて人の技で実現します。加工を終えた部品の寸法測定と確認をしながら組立て調整をし、動作させます。まさに、この競技の真骨頂がこの部分にあります。わずか7時間の中で、スピード、超高精度加工、組立てをする選手の姿は人々に感動を与えます。
インタビュー [INTERVIEW]
Question   県内各所でも熱戦が Answer 静岡市葵区 (学)鈴木学園 中央調理製菓専門学校  「西洋料理」
浜松市東区 静岡県立浜松技術専門校 「電気溶接」
浜松市中区 浜松調理菓子専門学校 「洋菓子製造」
浜松市中区 (学)ミズモト学園東海調理製菓専門学校 「日本料理」
第49回技能五輪全国大会
「メカトロニクス」競技と「家 具」競技です。

「メカトロニクス」の課題は実際の生産現場と同じような FA(生産自動化)モデルを使って競技し、装置の設計、組立、調整能力や、プログラミング、ネットワーク運転、トラブルシューティングなどの能力を競います。その競技のポイントは、新規ステーション(Unknown Station)を完成させたら最初に標準課題をできるだけ短時間でこなすこと、次にできるだけ多くの応用課題をこなすことです。競技装置には選手がはじめて見る Unknown Station や Unknown Parts が含まれます。これらを理解するためには、機械的なセンスが必要です。また、トラブルシューティングでは、生産設備の保守管理能力が問われます。メカトロニクスは、機械・電子・情報工学の幅広い知識が必要で、チームワークが大切とされる職種。そのため、競技も2人でペアを組んで挑戦します。自分たちの知識と技能と知恵を総動員して設計したプラントが、順調に動き始めた時の感動を皆で味わう、この職種ならではの醍醐味です
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