静岡県内で、ものづくりに携わる職人・技能者や関連イベントをご紹介
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2011年10月5日 ものづくり教室 [静岡県立沼津聴覚特別支援学校中学部] DIGEST 「自ら考え、自ら行動できる生徒を育てる」を教育目標と定める中学部の生徒、1年生7名、2年生6名、3年生3名が『アートモザイク』に挑戦しました。技能士さん達の到着を玄関先で今か今かと待ちわびる生徒達。到着した途端、嬉しそうに駆け寄り、皆で協力しながら重い荷物を運んでいる姿がとても印象的でした。

驚異の「集中力」と作品にかける「情熱」には技能士さん達も脱帽!
生徒達が、この教室の開催をどんなに心待ちにしていたかがうかがわれました。
ものづくり教室とは?
「ものづくり教室」とは、静岡県内の小学生・中学生・特別支援学校生が優れた技能を持った「技能士」の指導をうけながら、様々な「ものづくり」を体験することで、技能・技術への関心を高め、その大切さを知ってもらい「ものづくり」の重要性や夢を与えることを目的として、「社団法人 静岡県技能士会連合会」が実施している事業です。
自分から進んでやってみよう!
先生の手話通訳のもと、静岡県タイル煉瓦工事技能士会の太田会長の説明から始まりました。授業開始時は、技能士さんも生徒達もなんとなく緊張している様子です。初めて扱う道具を前に手が止まる生徒達もちらほら。そんな生徒達に技能士さんは優しく手を添え、タイルに入れる刃の角度から丁寧に指導していきます。生徒達も「コツ」をつかんできたのか、次々とタイルをカットしていきます。作業が進むにつれ緊張もとけてきた様子。生徒達もわからない事があるとすぐに手をあげ、技能士さんに積極的に質問をしています。技能士さんも生徒達の呑み込みの早さに驚きながら、優しく見守り指導していきます。
事前に書いてきた下絵に着色していない生徒へは「何色を使いたいの?」と技能士さんが優しく話しかけ、一緒にタイルを選ぶ光景が見られます。技能士さんと生徒達は、まるで仲良しのお友達のよう。また、作業ペースがやや遅い子がいると技能士さんが少しだけフォローに入り、進み具合を調整し、みんなの足並みをさりげなく揃えていました。
そんな時、担当の先生に異変が!?一心不乱に没頭する生徒達の姿を目の当たりにして創作意欲に火がついたのでしょうか?タイルのカット方法を生徒に教えてもらいながら、横に並んで一緒に作り始めました。先生、いつもと逆ですね。生徒に負けずに頑張って下さい!
夢中で時間が過ぎていくのが気付かなかった!
「中心の細かい部分から作り始めましょう」と技能士さんから作業のポイント指導がはいりました。細かい作業を丹念に繰り返した生徒達も徐々に背景の製作に入り始めます。通常、絵柄の周囲部分(広い部分)は、大きく割ったタイルを貼り付けていくだけでよいのですが、集中力の衰えない生徒達は中心部と同じように細かいタイルだけで背景を表現しているようです。その「集中力」と「根気」には脱帽です!そんな生徒達の姿に感心した技能士さん達は、自分の仕事さながらのペースでタイルを細かく割って生徒達の手助けをしています。
最後の工程は目地材の塗り込みです。生徒達は、技能士さんの手に渡った自分の作品に目地材が塗り込まれていく様子を不思議そうに見つめています。余分な目地材が拭き取られ完成品を手渡されると、生徒達はまじまじと作品を見つめながら、嬉しそうな表情です。
さっそく先生にご報告。先生から感想をもらうと満面の笑みを浮かべ次は友達への披露です。作品の出来栄えと作業の達成感から溢れだす喜びの表情を見せられた友達も自分の作品を早く完成させようと更にスピードアップ!続々と作品を完成していきます。次々と渡される作品に目地材担当の技能士さんも大忙しです。
無事、全員の作品が出来上がり片付けも終了、お礼の挨拶です。
開始からわずか3時間。技能師さん曰く「こんなに早く終了したのは初めて」とのこと。生徒達の素晴らしい『集中力』と『情熱』に感動です。

ほんわかとした優しい雰囲気が漂う生徒達でしたが「ものづくり」の作業が始まると一変、引き締まった真剣な眼差しに。黙々と作業をこなす姿はまさに職人そのものでした。皆さんの次なるチャレンジを期待しています!
インタビュー [INTERVIEW]
Question   アートモザイク教室はどうでしたか? Answer ・タイルを割るのが最初怖かったけど自分で出来たからうれしい。
・とても簡単に出来た。
・難しい絵だったけど手伝ってもらってうまく出来た。
・なんだか楽しい。
・早く持って帰って、お母さんに見せてあげたい。
Question   また作ってみたいですか? Answer ・違うデザインでまた作ってみたい。
・今回は2色だったので、もっといろんな色を使って作りたい。
・デザインを変えてしまったので、もう一度挑戦したい。
・友達と協力して大きなものを作ってみたい。
静岡県立沼津聴覚特別支援学校中学部
ものづくり教室の様子です。
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