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フラワー装飾 久保田 広樹 くぼた ひろき [フローラント] 伝統と現代性を追求 久保田広樹さんは「フラワー装飾1級技能士」の資格をもち「フローラントフラワーデザインスクール」を主宰し、数多くの生徒にお花の楽しさを伝え、教え、「古流松藤会(こりゅうしょうとうかい)」師範として生花にも精通、時にはテレビ東京「TVチャンピオン」に出演し、決勝進出を果たすなど多方面にわたり活躍しています。
プロフィール [PROFILE]
生年月日…昭和37年(1962年)10月4日
出身地……駿東郡清水町
所在地……[フローラント]三島市北田町2-28

・昭和63年(1988年) フローラントフラワーデザインスクール開設

◆平成 4年(1992年) JFTD大賞入賞
◆平成 5年(1993年) JFTD大賞入賞
◆平成 8年(1996年) 日本生花商組合全日本フラワー競技会 農林水産大臣賞
◆平成 9年(1997年) 静岡県フラワ-フェスティバル 優勝 内閣総理大臣賞
◆平成10年(1998年) 第17回 全国技能グランプリ 優勝 労働大臣賞
◆平成19年(2007年) JFTDジャパンカップ全国広島大会 農林水産大臣賞
◆平成19年(2007年) TOKYO FLOWER AWARD 2007 The flower leader’s Cup 2位
「全技連マイスター」とは
全国技能士連合会が、職業能力開発促進法に基づき実施されている技能検定制度の特級・1級又は単一等級の試験に合格した技能士で、20年以上の実務経験と優れた技能及び活動実績を持ち、後進の育成並びに技能の伝承に熱心な技能士であると認定された方です。また、全技連マイスターが単なる名誉的な称号ではなく、現役として後進の指導などの活動に積極的に対応できることが重要な要件であることから、5年毎に更新を行っております。 

・・・・・フラワー装飾とは・・・・・
生花などを使った花環・花束の製作や、結婚式の披露宴・各種パーティ会場などで花の装飾を行うこと。
一輪の花でもメッセンジャーとなり伝わります。
花を贈る人、受け取る人、花はそれぞれの心の想いを仲立ちして、かよい合わせます。久保田さんは、そんな双方の気持ちを思いはかって、フラワーアレンジをします。アレンジは、花を互いの想いのメロディーに編曲する際の美しい音符の連なりです。たとえ一輪の花でもメッセンジャーとなり想いは伝わります。

久保田さんがフラワーディスプレイするとき、ただ大きく目立つよりも、人が立ち止まって目を引きつける作品に仕立てることを目指しています。久保田さんは、花の作家ですから、作品の評価ももちろん気にしていますが、それ以上に、作品を目にして心を揺さぶり、いつまでも美しい記憶と感動として残るようなディスプレイを心がけています。
こころ
久保田さんは、フローラントを開業する前、花の市場で働きました。フラワーディスプレイをやろうという夢をかなえるためです。それにはまず花を知ることだと思ったからです。久保田さんが知ろうとしたのは花そのものだけではありませんでした。生産者、市場、販売店(花屋)、消費者、それぞれの立場の目線で花を見てみようと思ったからです。2年間で多くのことを知識として自分のものにしました。

たとえば、お花屋さんで売っているバラ一輪が、お客さまから「高い」と言われたとしても、この一輪が店頭に並ぶまでの生産者の苦労を知っていれば、なぜそのような値段がついたのか、お客さまに丁寧に説明できます。一輪の価値をわかってもらえます。久保田さんは「多くの人に花の価値を知ってもらいたい、花を飾ることを暮らしの習慣としてほしい」その花で豊潤な心になることを願っています。

小中学生を対象とした「WAZAチャレンジ教室」の講師を引き受けたのも、子ども達に花のすばらしさを伝えたいからでした。「教育は家庭から」と言いますが、家の中に花が飾られ、親しむことで、心の成長を手助けしたいと思っています。知育・徳育・体育に加え、久保田さんが目指すのは「花育」です。
花を活ける
花を切る時にフローリストナイフが使われます。花を鋏で切ると茎が潰れて、水を吸い上げる導管が潰され水を勢いよく吸い上げることが出来なくなりますが、フローリストナイフを使うと鋭く導管が切れるので挿し木、生け花、花瓶に生けた花は長持ちします。ブレードの種類は、ストレートとカーブした形状の2種類がありますが、カーブした刃先は太い茎の花も切りやすくなっています。使い方は刃を内側に向けて持ち、親指と刃の間に花の茎を挟んで引きちぎるようにして使います。

花の良し悪しをお伺いしたところ、
「茎が太くまっすぐで花もちのよい花が必ずしも良い花とは言えません。消費者や売る側からすれば良いのかもしれませんが、フラワーデザインを考えるとやや物足りない花となってしまいます。少しぐらい曲がっていた方が自然に近い形で、また風情があり、活ける時にいきてくる」そうです。

いい花は人によって違うそうです。まさに、短所と思われてしまうところを長所に変えてしまう、久保田さんの技術、技能の高さがうかがい知れます。
インタビュー [INTERVIEW]
Question   この仕事を始めたきっかけはなんですか? Answer フラワーディスプレイに興味を持ち、自分の作品を作りたいと思ったから。
Question   この仕事につくためになにが一番必要だと思いますか? Answer 他人の気持ちがわかる心。
贈る人と贈られる人の気持ちをかたちにするのがこの仕事の醍醐味です。
Question   この仕事をしていてよかったことはなんですか? Answer 美しい花に毎日囲まれていること。
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