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造 園 村田 昌弘 むらた まさひろ [有限会社 富士昌造園] 造園がうみだすもの 坪庭や中庭は住まいに潤いをかもし出します。茶室の露地に置かれた蹲(つくばい)に目がとまって、ホッとすることもあります。まちなかのポケットパークに、なんの気なしに足を踏み入れてしまうこともあります。村田昌弘さんは「トータルバランスを考えた庭づくり」「地域の環境にマッチした癒しの空間づくり」と、造園が生み出そうとするものをこう表現しました。
プロフィール [PROFILE]
生年月日…昭和33年(1958年)4月22日
出身地……静岡県焼津市
所在地……[有限会社 富士昌造園]静岡県焼津市三和1725

・昭和56年(1981年)東京農業大学農学部造園学科卒業
・昭和56年(1981年)富士昌造園入社
・昭和58年(1983年)職業訓練指導員(造園科)免許取得
・昭和61年(1986年)一級造園技能士
・平成 4年(1992年)有限会社 富士昌造園設立、代表取締役就任
・平成18年(2006年)焼津環境緑化事業協同組合代表理事

◆平成13年(2001年)(社)静岡県造園緑化協会 会長表彰
◆平成15年(2003年)(社)静岡県技能士会連合会 優秀技能士表彰
◆平成16年(2004年)(社)全国技能士会連合会 マイスター認定
◆平成20年(2008年)(社)静岡県建設産業団体連合会 会長表彰
全技連マイスターとは
職業能力開発促進法に基づき実施されている技能検定制度の特級・1級又は単一等級の試験に合格した技能士で、20年以上の実務経験と優れた技能及び活動実績を持ち、後進の育成並びに技能の伝承に熱心な技能士であると認定された方です。また、全技連マイスターが単なる名誉的な称号ではなく、現役として後進の指導などの活動に積極的に対応できることが重要な要件であることから、5年毎に更新を行っております。

・・・・・造園工とは・・・・・
造園工とは、わたしたちのくらしで身近に自然を感じるために庭などをつくる職人です。
庭だけではなく、公園緑地などまちなかなどでも緑を植え、わたしたちの生活をより快適に住みやすい環境づくりのために欠かせない職種です。造園は単純に、植物を植えるだけではなくデザイン、石積み、など植物以外の知識などが必要です。お施主さんや職人さんなどが造園するときは、コンセプトを決めてつくりますから、デザインセンスも必要になってきます。多くの庭にはそれぞれひとりひとりの職人さんたちの物語が読み取れますから、とても魅力的です。石積みは、石にも多くの種類があるので、それらの特性を理解して組み上げていきます。植える植物、石の種類の両方のバランスをとりながら作り込んでいくのが造園の仕事です。
自然とのふれあい
日本式庭園は、四季折々の移ろいを鑑賞でき、季節感を一つの景色として楽しみます。
造園の仕事の一番の魅力を、村田さんは「自然に触れることができる」ことをあげます。仕事柄、当たり前のことと言ってしまえばそれまでですが、仕事を楽しんでいるようにも聞こえます。そして、楽しみを感性に変えているのでしょう。

四季の変化のある日本に住んでいるわたしたちは、だれもが季節感や自然に対する、繊細な感性をきっと持っているはずです。季節感が暮らしの中から失われていくとよく言われますが、そうではなく、わたしたちが「感じる心」を失ってしまっているのではないでしょうか。四季が庭にやってきて、季節にあった手入れをしていく、こんな庭があったらいいな―村田さんの話を聞いていて、こんなことが、ふと浮かびました。
建物と庭のトータルコーディネート
村田さんは、庭造りの仕事で心がけていることを三つあげました。
①お客さまの好み、望みをしっかり把握すること
「話をよく聞いて、お客さまはどういった好みを持っているか、思い入れがあるのか理解することが必要です。そのうえで、庭の広さや建物とのバランスなどを考慮して、よい庭をつくることを目指します」
②アフターケア
「つくったらつくりっぱなしではなく、こまめにお客さまと連絡をとりながら、より永く(庭とわたしを)大切にしていただけるようサポートしています」
③数年先がイメージできる庭づくり
「造園で植えた木々は成長します。それぞれの木々の持つ特性を生かした造園にしなければ、庭全体のバランスが崩れます。成長が早い木、遅い木がありますから」

村田さんは、建物と庭のトータルコーディネートを大切にしています。
会社のモットーは三つの人!
富士昌造園のモットーは、三つの人を掲げています。
①お客さまの気持ちがわかる人
自分の満足で仕事をするのではなく、お客さまの意見をよく聞いた上で、最良のものをつくる。話をしているなかでお客さまの家族構成もわかってくる。家族が快適に過ごせて、家族の将来も見据えた庭づくりをする。
②技術を学ぶ人
何事も努力。向上心があるからこそ、いいものをつくることができる。技術を学ぼうとする人は、自分自身のレベルアップにつながるだけではなく、お客さまの満足にもつながるし、会社のレベルアップにもなる。
③道具を大切にする人
道具を大切にすることは、職人として当たりまえだが、道具を丁寧に扱うことで感謝の気持ちがうまれ、仕事に対して誇りも生まれる。
インタビュー [INTERVIEW]
Question   この仕事を始めたきっかけはなんですか? Answer 子どもの頃から自然が好きで、造園にもふれる機会がたくさんありました。また、この仕事をしていた父の影響が強いですね。
Question   この仕事につくためになにが必要だと思いますか? Answer ・お客さまの気持ちが分かること
・技術を一生懸命学ぶこと
・道具を大切にすること       この3つが大切ですね。
Question   この仕事をしていてよかったことはなんですか? Answer 完成した庭園を見てお客さまが喜んでくれた笑顔を見るとほんとうに幸せな気持ちになり、この仕事に誇りを感じます。また、自然にふれ、季節感を感じながら好きな仕事を長年続けられてきたことです。
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