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フライス盤 阿部 嵩大 選手 あべ たかひろ  [日立アプライアンス株式会社 清水空調本部] ことしは金メダル! 阿部嵩大さんは、昨年も技能五輪に出場し、銅賞でした。受賞してみるとやはり、もっと上を狙いたくなるはずです。こまかい作業と0.005mm単位以下で調整して精度の高い製品をつくって、「ことしは金メダル」が目標です。
プロフィール [PROFILE]
平成3年(1991年)5月21日生まれ

静岡県静岡市 出身
静岡県立科学技術高等学校 機械学科 卒業

≪過去の受賞歴≫
第48回 技能五輪全国大会 フライス盤 銅賞

日立アプライアンス株式会社 清水空調本部
ルームエアコンから店舗・オフィス用エアコン、ビルやホテル、病院用のチラーユニット、冷凍機、産業用スポットエアコン、地域冷暖房向けの大型冷凍機までカバーする総合空調企業です。低温制御システムも、食品工場や流通倉庫、スケートリンクなどで活躍しています。バイオテクノロジーや化学分野の研究環境でも貢献しています。
                               (ホームページより抜粋)
所在地:静岡市清水区村松390
技能五輪全国大会とは
青年技能者の技能レベルの日本一を競う技能競技大会で、その目的は、次代を担う青年技能者に努力目標を与えるとともに、大会開催地域の若年者に優れた技能を身近にふれる機会を提供するなど、技能の重要性、必要性をアピールし、技能尊重機運の醸成を図ることにおかれています。
現在、全国大会は、原則として毎年11月に開催され、国際大会が開催される前の年の大会は、国際大会への派遣選手選考会をかねています。
全国大会の出場選手は、各都道府県職業能力開発協会などを通じて選抜された者(原則23才以下)としています。
「フライス盤」競技とは
工作物(加工する材料)を前後、左右、上下に動かし、定位置で回転しているフライス(回転切削工具)で、その工作物を高精度に加工します。金属の平面加工や溝加工、穴加工、平面の組み合わせによる立体形状の部品を製作するときなどに重要な役割を果たしています。精度はもちろん見た目の美しさも求められるため、より高度な技能が必要です。
「フライス盤」は"段取りに始まる"といわれるほど準備が大切です。切削工具や作業工具、測定器具など、数種類の道具を選択し、効率的な作業手順を決めるには、加工図面の読み込みと機能的な公差配分が欠かせません。そうした道具や手順をこなすための技能の反復練習によって成長し、高精度な加工ができるようになります。
0.01mmを競う
少し黒ずんだ重量のある鉄の丸い固まりを、フライス盤を使って加工していきます。
単純に切削加工するのではなく、すべて計算をして加工していきます。抽選で決められたフライス盤の精度の調整からはじまり、各工程でこまめな測定が必要です。

競技大会では課題設計より1mmでも違ったら失格になるそうです。フライス盤の調整単位はさらに細かく、0.03mm以下の「すきま」で調整します。刃や加工する金属を固定するときの締める強さによっても微妙に変わってくるそうです。

測定工具を金属にあてて測るときも集中力と細かく力加減を変えていきます。測定工具に刻まれている目盛りには0.01mm以下がありません。経験と勘がものをいいます。本年度(第49回)の技能五輪全国大会は制限時間5時間15分という短い時間。細かい作業でありながら、時間とも勝負しなければなりません。
技能五輪を現場の仕事につなげる
阿部さんは、大会での100点を目指しての練習をつづけています。
間違っているところがあれば、その都度分析して改善していきます。その日の内に対策を練って、早速練習するため夜遅くになることもしばしばです。

競技課題に沿った製品をつくる上で最もポイントにしていることは、製品の角度の「芯」をしっかり出すことを心がけています。角度がとても大事で製品をパーツごとに加工していきます。0.001〜0.005mmの単位で角度の調整をしないと全パーツを組み合わせた時に、ピタリと合わなくなってしまうそうです。仮に全パーツが0.005mm以上ずつずれて組み合わされば、すべてパーツのずれは合計0.03mm以上になってしまうからです。

指導員の方のお話によると「大会に向けて練習していることは現場での仕事につながっています。製品づくりは本当に細かい作業が要求されます、技術が上がれば現場に出たときに非常に役立ちます。会社としては技術の向上、人材育成のために技能五輪大会に出場させています」
インタビュー [INTERVIEW]
Question   この仕事を始めたきっかけはなんですか? Answer 高校生のときに日立のポスターが学校に貼ってありました。技能五輪全国大会「フライス盤」競技で金賞・銀賞のダブル受賞の日立の選手の姿を見てこの会社で働きたいと思ったからです。
Question   第49回技能五輪全国大会への「意気込み」をお願いします。 Answer 昨年は、銅賞だったので今年は金メダルを取りたいです。
Question   将来の夢、目標を教えてください。 Answer 自分の技術を上げて、立派な職人になりたいです。新しく入ってくる人たちに指導員として教えられるようになりたいです。
Question   第49回技能五輪全国大会 「銀賞」受賞 おめでとうございます! Answer 第49回技能五輪全国大会において
競技職種:フライス盤  
阿部 嵩大 選手がみごと「銀賞」受賞されました!
 

この度の栄えある受賞を、心よりお祝い申し上げます。
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