静岡県内で、ものづくりに携わる職人・技能者や関連イベントをご紹介
  1. HOME静岡県ものづくり人材図鑑 > 職人・技能者
家 具 小林 佳史 選手 こばやし よしひと [株式会社 指孝仏具美術工芸工房] 木が好き、ものづくりが好き こどものころから木に触れること、ものづくりが好きだった小林佳史さん。高校生の時に指孝仏具美術工芸工房の社長の作品を見て、衝撃を受け入社を決意。社長がイメージした作品に近づけるよう、努力しながら仕事をしています。昨年は悔しさだけが残った技能五輪全国大会。ことしは納得がいく作品をつくり、優勝を目指しています。
プロフィール [PROFILE]
平成元年(1989年)1月31日 生まれ

長野県木島平村 出身
平成18年 長野県立中野実業高等学校 卒業
平成18年 株式会社 指孝仏具美術工芸工房 入社

株式会社 指孝仏具美術工芸工房
「指物(さしもの)」は机やたんす、箱など、木と木を組み合わせてつくられる木工具。指物の中でも江戸文化を背景に発達したのが、江戸指物です。江戸指物師の中でも、仏壇・仏具などを主に手がける第一人者、櫻井久明さんが主宰する会社。「仏壇には鉄釘を一切使わない」その理由は「200年持つ仏壇をつくりたい」という思いから。いい仏壇づくりに適する紫檀(しだん)の木の太さになるまでに、200年近くかかるという。仏壇を200年もつように作れば、伐採してそこに新たに紫檀の木を植えれば間に合う、という考え。
技能五輪全国大会とは
青年技能者の技能レベルの日本一を競う技能競技大会で、その目的は、次代を担う青年技能者に努力目標を与えるとともに、大会開催地域の若年者に優れた技能を身近にふれる機会を提供するなど、技能の重要性、必要性をアピールし、技能尊重機運の醸成を図ることにおかれています。
現在、全国大会は、原則として毎年11月に開催され、国際大会が開催される前の年の大会は、国際大会への派遣選手選考会をかねています。
全国大会の出場選手は、各都道府県職業能力開発協会などを通じて選抜された者(原則23才以下)としています。
「家具」競技とは
木製家具を上手にしかも能率的に製作する技能を競います。
「木づくり」から「仕上がり調整」に至る一連の工程を標準時間11時間30分で完了し、課題の「サイドキャビネット」を製作します。個々の選手がどの部材から手がけ、どのような手順で工作するかが、ひとつのポイントです。加工に使用する主な機械は、丸のこ盤、角のみ盤、卓上ボール盤、電動ドリル、電動ルータまたは電動トリマ、電動溝切機(ジョイントカッタ)です。このうち一部の機械は、全選手が交代で使用するので、手待ちが生じない作業の段取りも重要となります。
「丁寧につくる」を信条に
仕事(作業)での「こだわり」を小林さんは、「丁寧につくる」 を固く信条にしています。
「寸法通りにつくるのは当然ですが、面取り一つとっても削り方が少し違うだけで形に影響を及ぼします。角を削り、丸みをつくる時も深すぎても浅すぎても見え方が変わってきてしまうので、細かく丁寧につくることを、とにかく心がけています」。

また、仕事の師でもある櫻井社長について、「社長みずからデザインしたものを頭の中でイメージしながら、イメージ通りに細部にわたり作業を進められるかもこだわりでもあり、気を配るところです。この部分が、特に任せられた仕事の中で一番大事にしているところです。社長の「志(こころざし)」「考え方」 を理解して、社長がイメージしたデザインのものへより近付けられるよう日々努力を重ねていきたいです」と答えました。
大会では完璧な作品完成を目指す
競技大会に向けての「練習ポイント」を聞くと、「競技大会では、サイドキャビネットを作るので普段の仕事とはまったくやり方が違うので、仕事が終った後、近くの倉庫や仕事場の作業スペースの空いている場所で練習します。昨年は時間内に完成できなかったので時間を計り、段取りを確認しながら練習しています。技能五輪全国大会では完璧な作品を完成させたいです

「木材のカットなど加工することが多いので一つ一つ丁寧に作ることを心がけます。それと、道具の使い方や加工に必要な治具(じぐ)の使い方なども理解する必要があるので、たくさんの作品をつくり、さまざまな道具を試して使っていきたい。その中から、自分に合った道具の選定ができると思っています。大会で、丁寧に素早く作品を仕上げるためにも、道具の使い方と道具の選定も重要なポイントだと思います」と、道具へのこだわりも忘れていません。
インタビュー [INTERVIEW]
Question   この仕事をはじめたきっかけはなんですか? Answer 昔からものづくりが好きでした。小さい時から木に触れることが好きで、木をカットして遊んだり、町内会のイベントで山にある立木を使って、作品づくりをする機会が多くあったことです。桜井社長の作品との出会いも入社のきっかけでした。
Question   技能五輪全国大会に出場する「理由」を教えてください。 Answer 自分のレベルを知ることができ、自分の技能を高めるために出場を決意しました。他に、出場選手から知らない道具の使い方や技術を見て盗みたい欲求もあります。
Question   技能五輪全国大会への意気込み Answer 目指すは優勝です。予選での自己採点は70点でした。マイナス30点の要素は小さなミスが多かったことです。技能五輪全国大会では予選の反省点をいかしていきたいです。優勝は狙いますが自分の納得いく作品をつくりたいです。
Question   第49回技能五輪全国大会 「銀賞」受賞 おめでとうございます! Answer 第49回技能五輪全国大会において
競技職種:家 具  
小林 佳史 選手がみごと「銀賞」受賞されました!
 

この度の栄えある受賞を、心よりお祝い申し上げます。
上へ戻る
一つ前へ戻る
各ページ掲載の写真・音声・CG及び記事の無断転載を禁じます。
Copyright © 2011 静岡県ものづくり人材図鑑. All Rights Reserved.